2017年10月09日

障がい児者のいる貧困家庭の収入向上支援

エファジャパンは、ハイフォン市ソーシャルワークセンターや町・村の人民委員会と協力して、ダイバン村と二エムギア町の障がい児者のいる貧困家庭10世帯の収入向上支援を始めました。ダイバン村ではエファジャパンが障がい児クラブの活動も支援しており、今回の支援家庭の子ども達もこの障がい児クラブのメンバーです。

支援内容は各家庭の状況によって、家や路地での飲食の販売、床屋の営業、農業など異なっており、日本円で1世帯最大5万円を支援します。

今回は、これらの支援する3つの家庭を紹介します。

1.ダイバン村:タム(仮名)さん一家
タムさん(45歳・女性)には、2人の子どもがいます。息子は結婚して自立していますが、中学生4年生の娘は精神疾患です。夫は蒸発していません。タムさんはダイバン村小学校の前の路地で、駄菓子やジュースを売って収入を得ています。1ヵ月の収入は大体2,000,000ドン(約10,000円)/月で、他に政府から精神疾患の娘に540,000ドン(約2,700円)の手当が支給されています。

タムさん一家には、パンやソーセージを焼く器具を支援する予定です。

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タムさんの売り場

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タムさんに聞き取り

2.ダイバン村:トアン(仮名)さん一家
トアンさん(34歳・男性)は、事故に遭って体を十分に動かすことが出来ません。トアンさんの家族には、妻と子ども2人がいます。小学校2年生の息子は、注意欠陥・多動性障がいの症状が見られ、2歳の娘は心臓病を患わっています。トアンさんは外に働きに行くのが困難で、妻は家族の世話をしながら、トアンさんと一緒に家で鶏を飼ったり、もやしを栽培・販売したり、他人の散髪をしたりして収入を得ています。一家の収入は大体1,500,000ドン (約7,500円) /月で、他に政府からトアンさんに389,000ドン(約1,950円)/月と心臓病の娘に540,000ドン(約2,700円)/月の手当が支給されています。

トアンさん一家には、床屋の開店やもやしを栽培・販売する設備整備ための支援をする予定です。

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トアンさん宅

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このスペースに一家4人で暮らす。写真中央の子は、心臓病を患っている2歳の子。

3.二エムギア町:マイ(仮名)さん一家
マイさん(43歳・女性)は、軽度の精神疾患を患わっています。マイさんには、背中に障がいを抱えている姉と暮らしている他、中学校4年生と小学校4年生の二人の娘がいます。マイさんもマイさんの姉も会社勤めするのは難しく、一緒に路上でジュースやお茶を販売し、収入を得ています。娘二人も時々販売を手伝っています。一家の収入は、大体1,000,000ドン(約5,000円)/月で、他に政府からマイさんには405,000ドン(約2,000円)の手当が支給されています。

マイさん一家には、サトウキビジュースを作って販売するための器具一式を支援する予定です。

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マイさんの売り場。マイさんとマイさんの姉に聞き取り。

経済成長を遂げているベトナムでは貧富の格差が急激に拡大しています。都市部では月収10万円以上の所得を得る人も出てきた一方で、紹介した家族のように発展から取り残され、大変な生活を送っている人たちも少なくありません。特に、障がい児者がいる貧困家庭は、ベトナムの中でも最も厳しい生活環境に置かれています。

彼ら家族が抱える負担、哀しみを少しでも軽減していきたいと思います。

(崎)

15:35 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月20日

カンボジア出張報告

 9月4日から10日間の日程でカンボジアに行って参りました。今回訪問したイエン村は、元々居住していた少数民族と、その後に移住したクメール族が共存する村で、現世代ではかなりの数の住民が混血だということです。工事中の架橋までは4WDの自動車で移動、その後ボート、トラクターと乗り継ぎました。

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ボート乗り場

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トラクター・タクシー

  エファジャパンがカンボジアの市民団体・SCADPを通じて支援している寺小屋教室は、これまでは1〜2年生クラス、3〜4年生クラスの2クラス編成でしたが、10月からの新学期には5年生クラスを開始する予定で、私たちがこの村を訪問した際には、すでにプレ授業が行われていました。
 5年生を担当する新しい先生は、イエン村出身で、郡都にある高校を卒業したそうです。イエン村から郡都までは、車で1時間ほど離れているため、親戚の家に下宿して高校に通っていたとのことでした。故郷で暮らす子ども達に勉強を教えられることに喜びを感じているとのことでした。

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5年生を担当予定の先生

 お盆(9月末)明けより、SCADPプレアビヒア児童保護施設で、Trainer of Teachersであるオゥン先生による研修に参加し、教授法を学ぶ予定です。     (島)

2017年08月19日

ハイフォン市生活独立クラブでPCM研修を開催

ハイフォン市生活独立クラブはハイフォン市の障がい者たち有志によって2011年に結成された障がい者団体です。

エファジャパンはハイフォン市の障がい児クラブでのピアカウンセリングの実施など、時折、ハイフォン市生活独立クラブと協力して、障がい児支援を行なっています。

ハイフォン市生活独立クラブを資金援助してくれる団体はありませんが、当クラブのメンバーやボランティアの人たちが毎月少しずつ積み立てているお金を活動資金として、自分たちで出来ることをしようとしています。

しかし、今後当クラブでも初めて活動のためのまとまった資金を得られるかもしれないということで、プロジェクトの計画・立案の方法について学ぶため、メンバーたちがハイフォン私立大学(Hai phong private university)に集まり、ベトナム駐在員の崎川がハイフォン市生活独立クラブのメンバーにPCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)の研修を行ないました。

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ハイフォン市生活独立クラブのメンバーの関心は、やはり自分たちで働いて如何に収入を得て自立した生活を送れるようになるかということ。プロジェクトの目標は、手工芸品の製作・販売により収入が得られるようになることに決まりました。

本研修は全部で2日くらいかかりますが、ハイフォン市も夏で暑いため今回は途中で切り上げ、続きは後日行うことにしました。

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クラブの雰囲気はいつも和気あいあいとした雰囲気。

当クラブのメンバーの何人かは、ベトナム国内だけでなく、日本や韓国、タイなどで障がい者事業関連の研修やワークショップに参加したことがあります。彼らはそこで学んだことを自分たちのクラブに持ち帰りすぐに実践しようとします。

途上国では政府役人に研修をしても、自分のメリットにならなかったり、やる気がなかったりして、現場に戻っても研修の成果が生かされないケースが少なくありません。

そういう意味でも、ハイフォン市生活独立クラブで研修を行うことにはやりがいを感じます。

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関係者分析

当日はちょうどハイフォン私立大学20周年記念のプロモーションビデオ撮影日と言うことで、学長もビデオ撮影のため研修を視察に来ました。

私も撮影のため学長から花束を受け取るようにお願いされ、プロモーションビデオ撮影のために一役(?)買いました。学長はとても人情味のある温厚な方です。

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ハイフォン市生活独立クラブは、残念ながらベトナム政府公認の団体として認められる法律上の要件をまだ満たしていないため、エファジャパンは資金的な支援はできませんが、出来る範囲で活動を助けてあげたいと思います。

(崎)
13:27 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月21日

障がい児クラブで保護者にピアカウンセリング

エファジャパンはベトナム・ハイフォン市で支援している障がい児クラブの保護者達を対象にしたピアカウンセリングを始めました。

このピアカウンセリングは、エファジャパン、現地政府協力機関のハイフォン市ソーシャルワークセンター、民間の障がい者団体ハイフォン市生活独立クラブが協力して行っています。

ベトナムで活動する海外NGOは現地の政府機関を協力機関として一緒に活動することが義務付けられています。

上(政府)が下(市民)を先導しての地域参加(=地域動員)という概念が強くあるベトナムの政府機関にとって、皆で民主的に思いを共有するピアカウンセリングの実施は決して興味深い活動とは言えません。

そのため政府機関も協力しての、特に農村部の障がい児の保護者を対象としたピアカウンセリングの実施はベトナムでも新しい試みだと思います。

ピアカウンセリングを実施する準備にあたって、ハイフォン市ソーシャルワークセンターからは、「ファシリテーターは仕事に就いて自立した生活をしている障がい者のモデルになれる人が務めるべきだ」、ハイフォン市生活独立クラブからは「仕事に就いているかどうか、障がい者のモデルとかは、ピアカウンセリングに関係ない」など意見の相違はありましたが、それでも当センターの職員はベトナムの機関の中では比較的オープン・マインドの人達なので、ピアカウンセリングを実施できる運びとなりました。

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障がい者当事者同士によるピアカウンセリングは、日本財団がベトナムの障がい者団体で研修などの実施を支援していたそうです。

今回ファシリテーターを務めたハイフォン市生活独立クラブの2名も身体障がい者ですが、彼女らも日本財団の支援でファシリテーターとしての研修を受けたことがあり、自分達のクラブのメンバー間でも定期的にピアカウンセリングを実施しているということです。

しかし、ピアカウンセリングは都市部にある民間の障がい者団体内だけで行なわれることが多く、そこから広まっているとは言えません。その理由としては、農村部では障がい児者やその保護者が集まる機会がないこと、行政を通じて集めるのは手続きなど複雑な事、行政自体が熱心でないことが挙げられます。

障がい児の保護者と話をしていて大抵求められるのは、通院費や手術代、生活費の支援です。

今回初めて農村部の保護者にピアカウンセリングを実施するとあって、趣旨をよく理解していない保護者が、これらの費用の支援を求めてきて、共有すべき話・テーマから逸脱してしまうのではないかという懸念がありました。

ピアカウンセリングの最中実際にそのような話もでてきましたが、ファシリテーターの2人が、自分達で今出来ることを話し合うような流れを作ろうとします。自分の子どもへの思いを吐露することで、泣き出す保護者もいました。

ベトナムの農村部の大人達は皆で集まって討論したことのある経験もあまりなく、まだ慣れていないとあって、今回のピアカウンセリングでは皆で話し合うというよりは、ファシリテーターの問いかけに一人ずつが答えると言う感じで進行しました。

ハノイやホーチミンの都市部ではパソコンやスマートフォンを駆使し、障がい児の保護者同士が連絡を取り、自分達で親の会を結成し、障がい児のための様々な活動を行なっています。親の会のメンバーの教育水準も高く、英語や日本語ができる保護者も少なくなく、海外から情報や支援を積極的に集めています。

一方、農村部の保護者は工員や農民、日雇い労働者の人達が少なく、経済的に厳しい状況下にあります。上(政府)から言われて何かをすることには慣れていますが、新しいことを自分達で始めることには慣れていません。

都市部のように当事者たちが自らの意思で集まって何か活動が始まるようになるには、まだまだハードルは高いようです。

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ピアカウンセリングを実施し続けることで、保護者達をエンパワメントすることができるのか、何か変えることをできるのか或いは何も変わらないのか、手探り状態です。

ただ、障がい者当事者団体であるハイフォン市生活独立クラブの協力を得て、ベトナムの農村部で始めてみるのは貴重な一歩であることは間違いないと思います。


(崎)
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2017年07月10日

日本で働きたい障がい児の父親

先日、エファが支援しているベトナム・ハイフォン市の障がい児クラブの活動を視察した時、ある障がい児の父親と話をしました。

家族は妻と5歳になる男の子の3人で、5歳の子どもは聴覚障がいを患っており、一度手術をしたことあるものの、まだ耳が良く聴こえないということでした。

もう一度手術を受ければ耳が良く聴こえるようになるということですが、手術費用は日本円にして370万円かかるとのこと。

その父親は昔静岡県の製紙工場で1年ほど工員として働いことがあり、日本語も少し話せます。現在は、ハイフォン市郊外の製紙工場で働いており月収は(直接は聞いていませんが)恐らく2万円〜3万円だと推測されます。

そこで子どもの手術費用を貯めるために、もう一度日本で働きたいということでした。日本で単純労働に就いているベトナム人の技能実習生が1年で100万円貯めていると仮定しても、370万円貯めるには4年弱はかかります。

問題は働き口を探すこととビザの取得。

技能実習生ならベトナムの至る所で、(怪しい会社も多いですが)人材派遣会社が募集しているのを目にします。彼に「技能実習生としてなら3年〜5年働けるのではないか?」と尋ねたところ、「28歳までしか駄目で、私は31歳だから無理です」という回答。

私自身詳しく技能実習制度を知っている訳でないので、自宅に戻ってネットで同制度を調べてみると28歳という年齢制限はないような気が…

よく批判の対象になる日本の技能実習制度ですが、同制度で働きお金を貯めてベトナムに戻り新たな小ビジネスを始めたり日本語を覚えたりして、感謝していると言うベトナム人にも少なからず現地で会ってきました。

より良い暮らしをしたいと思う以前の段階として、子どもの障がいを治すために日本で働きたいという彼の思いには、子を持つ同じ親として心を打たれる思いがします。

もう少し私自身でも探してみて、何かあれば彼に情報を提供してみたいと思います。

(崎)
18:51 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

ラオス学校図書館・図書室設置開館までの流れ

ラオスでは全学校数の1割〜2割しか図書館・図書室がまだ設置されておらず、地域には本を売っている店もほとんどなく、教科書以外の本に触れる機会がない子ども達も少なくありません。

エファジャパンは、自治労各県本部や個人のご支援により、ラオス各地に学校図書館・図書室を65箇所設置しています(学校図書館は校舎とは別に独立した建物を建てた図書館で、学校図書室は既存の校舎の教室の空いたスペースに本棚と本を設置した図書室です)。

今回は、その学校図書館・図書室の設置開館に至るまでの流れをご紹介します。

1.まずは、図書館・図書室設置をする学校を選定します。選定に当たっては、ラオス国立図書館や各県の県教育局と相談し、幾つかの設置候補校を選びます。

2.候補に挙がった学校に調査に行きます。学校側の熱意、子ども達の本を読む機会、図書館・図書室設置後の運営体制、村人の協力具合などを総合的に判断して、図書館・図書室設置校を決定します。
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3.図書館・図書室設置校が決まったら、エファジャパン、ラオス国立図書館(或いは各県の県教育局)、学校、地元の教育局、村の間で、合意書を作成し、サインします。

4.図書館を建設中の場合は、時々建設状況を確認しに行きます。
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5.建設が終わると本棚と本を寄贈し、図書館・図書室運営管理研修を学校の先生たちに実施します。
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6.その後、図書館・図書室の本の登録作業に取り掛かります。本の登録作業には、学校の生徒たちにも手伝ってもらうことがあります。

7.本の登録作業が終了後、いよいよ図書館・図書室の開館となります。開館時にはたくさんの子ども達が図書館に押し寄せてきます。
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ラオスの子ども達は絵本が大好き!子ども達は皆声を出しながら読みます。
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たくさんの本を読んで感性豊かな大人に育ってほしいと思います。

(崎)
10:37 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月05日

子どもの日のイベント

日本では5月5日が子どもの日になりますが、国際的に定められた子どもの日は6月1日で、多くの国では6月1日を子どもの日として設定しています。

私が事業を担当しているベトナム、ラオスでも6月1日が子どもの日です。

これらの国では6月1日が近づくと、全国の子ども関係の施設・機関では、寄付金を募って子どもの日を祝うイベントを開催します。 

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ラオスこどもの日のイベント

イベントの開催のため、地元の企業や住民が寄付をすることは珍しくなく、社会全体で子どもの日を祝おうという雰囲気を感じます。

ただし慣習化されていて、祝うことが「当たり前」という雰囲気も感じます。

子ども関係の施設・機関からの寄付金のお願いは、子どもの支援を行っている海外NGOにも届きますが、子どもの日のイベントのために寄付することが「当たり前」で、しないことが「失礼」に当たるという感じになってしまっています。

資金に余裕のない海外NGOは寄付金の額をどれくらいにするか、一度寄付をしたら来年の子どもの日も寄付のお願いが来るだろうし、寄付しない場合どのように言って断るべきか、頭を悩ませます。

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ベトナム子どもの日のイベント

ベトナムでは、韓国や台湾の企業も子どもの日には寄付をしているのをよく見かけます(日本の企業が寄付するのはあまり見かけません)。

ただし、寄付を募りイベントを毎年開催し続けることが、子どもの日の啓発になっており、イベントを子ども達が楽しみにしているのも確かです。

イベントは寄付金が集まりやすい都市部のほうが盛んに行われており、農村部など特に貧しい困難な状況下にある子ども達が、もっとこれらのイベントの参加できる機会があれば良いのかも知れません。

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ベトナム子どもの日のイベントでお土産を受け取る貧困家庭の子ども達

(崎)


01:53 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

ラオス、山岳地域の学校訪問

前回のラオス、フアパン県出張の記事の続きです。山岳地域の学校の様子をお伝えします。

山岳地域は、気候や経済的貧困から、生活は厳しいです。

それでも、子ども達は元気一杯!

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校庭でブランコ。

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カメラを向けると、笑いながら寄って来てます。無垢だなあ〜と、心が癒されます。

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床は土のままの教室。

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複式学級の様子。向かって左側が1年生、右側が2年生。この学校のように、山岳地域では生徒数が少なく、複式学級を採用している学校も少なくありません。

ただし、多くの学校では同じ敷地内に、幼稚園、小学校、中学校が併設されています。

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学校の裏にある、中学生の学生寮。自宅から学校が離れている中学生や高校生は、寮で生活しながら学校に通っています。

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11月にエファが設置した学校図書館を訪問し、読書推進活動の説明をするフアパン県教育局職員のカムナンさん(中央男性)。

彼は、昨年末、オーストラリアのNGOが開催した10日間の読書推進活動の研修に参加しました。

彼には、研修で習った読書推進活動の方法をフアパン県の各学校で広める役割が期待されていますが、フアパン県にはまだまだ図書館のある学校が少ないうえ、研修を開催する費用がありません。

カムナンさんは、研修で習った読書推進活動を他の人に講習したいらしく、ウズウズしている様子。次回、エファが学校図書館の設置をした時には、設置した学校の先生達に対して彼に読書推進活動の講師をしてもらおうと思います。
頼みますよ!カムナンさん!

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ラオスの学校には必ず(?)保管されているビール。ラオスでは、新聞や図書がなくても、ビールは全国至る所に流通しています。

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訪問先の学校では食事と一緒にビールが振る舞われます。

素材も新鮮で、山岳地域の料理は美味しいです!

(崎)
20:32 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月09日

ラオス、山岳地域への出張

ラオス北東部の山に囲まれたフアパン県へ、昨年11月に小学校5校の空き教室に設置した図書館、及び今年末に同様の図書館を設置する予定の小中等学校14校に事前調査に行って来ました。

山岳地域の学校は辿り着くまでが一苦労。

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凸凹道を走行。車体が上下に揺れながらこのような道を数時間走行し続けるので、むち打ちになりそう…

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途中、牛の群れにも遭遇。

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到着した学校。

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校庭からの眺め。

山岳地域の学校は点在しています。ユニセフはラオスで教科書の開発・作成の支援をしても、図書はもとより教科書の届かない学校があるため、最終手段としてガソリン代と日当を地域の教育局の職員に支払い、確実に学校へ教科書を届けるようにしています。

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学校で図書館設置の打ち合わせ。

打ち合わせが終わり校庭を出ると、先生達が集まって何やら覗き込んでいます。

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???

大きな卵??っかと思いきや、不発弾!だそうです。

ベトナム独立戦争の時、アメリカ軍はラオスにも多くの爆弾を落とし、その一部は不発弾としてラオスに未だ残っています。この不発弾による爆発で毎年少なくない死傷者が出ています。

子ども達が学ぶ校舎の目と先にこんな物があるとは、ゾッとします。校長先生が不発弾処理チームに電話して、処理をしてもらうことになりました。

訪問先の学校が昼食に招待してくれると言うことで、連れて行かれたのは近くの川。

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網や杜で先生達が魚を捕まえます。

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その場で調理。

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できあがった料理。

とても美味でした。

(崎)
11:45 | Comment(0) | ラオス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月26日

東南アジアの障害児に車椅子を贈る会が訪越

3月20日〜24日まで、「東南アジアの障害児に車椅子を贈る会」のメンバーら8名がベトナムに来られ、3月22日〜23日にハイフォン市のエファの事業地を訪問されました。

「東南アジアの障害児に車椅子を贈る会」は自治労東京都本部障害労働者連絡会議のOB・OGと現職の有志メンバーが中心となって設立したNPOで、自身が障がい者の方も少なくありません。今回も訪問メンバー8名のうち、4名が車椅子を使っている方でした。

ベトナムに来てみて、皆さん、バイクの多さに驚くとともに、「ベトナムはバリアだらけじゃないか。これでは障がい者は外に出られない。」と呆気に取られていました。

確かにベトナムはバリアだらけで、道も凸凹が多く障がい児者にとっては、不便極まりないと思います。

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車椅子寄贈時の集合写真

しかし、貧困問題が漸く改善されつつあるベトナムでは、障がい児者に目が向け始められたのは最近で、近年建てられたショッピングセンターやホテルには、車椅子を使用する人専用のトイレやスロープが設置されている所もあり、ベトナムも徐々に変わりつつあります。

今回は貧困家庭の障がい児4名の家庭を訪問し、日本から持ってきた車椅子を寄贈しました。帰りのバスの中で、「親も嬉しそうだったし、車椅子を寄贈して良かったね」と皆さんが雑談されているのを聞いて、現地でアレンジをした私としても嬉しくなりました。

ベトナムの町の中心部では自動車、バイクが無秩序に走っており、交通量も多く、道には段差があり、車椅子で外に出かけるのは簡単ではありません。しかし、農村部では交通量も少なく、道に段差もなく、案外と車椅子でも出かけられます。

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5歳の女の子に車椅子を寄贈

今回寄贈した車椅子4台の内、3台は農村部の障がい児に寄贈しました。天気の良い日に、この車椅子で散歩でもしてくれたらなあ、と思いました。

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障がい児クラブ訪問

(崎)
11:25 | Comment(0) | ベトナム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする