2017年04月11日

ラオス、山岳地域の学校訪問

前回のラオス、フアパン県出張の記事の続きです。山岳地域の学校の様子をお伝えします。

山岳地域は、気候や経済的貧困から、生活は厳しいです。

それでも、子ども達は元気一杯!

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校庭でブランコ。

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カメラを向けると、笑いながら寄って来てます。無垢だなあ〜と、心が癒されます。

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床は土のままの教室。

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複式学級の様子。向かって左側が1年生、右側が2年生。この学校のように、山岳地域では生徒数が少なく、複式学級を採用している学校も少なくありません。

ただし、多くの学校では同じ敷地内に、幼稚園、小学校、中学校が併設されています。

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学校の裏にある、中学生の学生寮。自宅から学校が離れている中学生や高校生は、寮で生活しながら学校に通っています。

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11月にエファが設置した学校図書館を訪問し、読書推進活動の説明をするフアパン県教育局職員のカムナンさん(中央男性)。

彼は、昨年末、オーストラリアのNGOが開催した10日間の読書推進活動の研修に参加しました。

彼には、研修で習った読書推進活動の方法をフアパン県の各学校で広める役割が期待されていますが、フアパン県にはまだまだ図書館のある学校が少ないうえ、研修を開催する費用がありません。

カムナンさんは、研修で習った読書推進活動を他の人に講習したいらしく、ウズウズしている様子。次回、エファが学校図書館の設置をした時には、設置した学校の先生達に対して彼に読書推進活動の講師をしてもらおうと思います。
頼みますよ!カムナンさん!

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ラオスの学校には必ず(?)保管されているビール。ラオスでは、新聞や図書がなくても、ビールは全国至る所に流通しています。

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訪問先の学校では食事と一緒にビールが振る舞われます。

素材も新鮮で、山岳地域の料理は美味しいです!

(崎)
20:32 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月09日

ラオス、山岳地域への出張

ラオス北東部の山に囲まれたフアパン県へ、昨年11月に小学校5校の空き教室に設置した図書館、及び今年末に同様の図書館を設置する予定の小中等学校14校に事前調査に行って来ました。

山岳地域の学校は辿り着くまでが一苦労。

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凸凹道を走行。車体が上下に揺れながらこのような道を数時間走行し続けるので、むち打ちになりそう…

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途中、牛の群れにも遭遇。

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到着した学校。

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校庭からの眺め。

山岳地域の学校は点在しています。ユニセフはラオスで教科書の開発・作成の支援をしても、図書はもとより教科書の届かない学校があるため、最終手段としてガソリン代と日当を地域の教育局の職員に支払い、確実に学校へ教科書を届けるようにしています。

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学校で図書館設置の打ち合わせ。

打ち合わせが終わり校庭を出ると、先生達が集まって何やら覗き込んでいます。

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???

大きな卵??っかと思いきや、不発弾!だそうです。

ベトナム独立戦争の時、アメリカ軍はラオスにも多くの爆弾を落とし、その一部は不発弾としてラオスに未だ残っています。この不発弾による爆発で毎年少なくない死傷者が出ています。

子ども達が学ぶ校舎の目と先にこんな物があるとは、ゾッとします。校長先生が不発弾処理チームに電話して、処理をしてもらうことになりました。

訪問先の学校が昼食に招待してくれると言うことで、連れて行かれたのは近くの川。

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網や杜で先生達が魚を捕まえます。

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その場で調理。

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できあがった料理。

とても美味でした。

(崎)
11:45 | Comment(0) | ラオス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月26日

東南アジアの障害児に車椅子を贈る会が訪越

3月20日〜24日まで、「東南アジアの障害児に車椅子を贈る会」のメンバーら8名がベトナムに来られ、3月22日〜23日にハイフォン市のエファの事業地を訪問されました。

「東南アジアの障害児に車椅子を贈る会」は自治労東京都本部障害労働者連絡会議のOB・OGと現職の有志メンバーが中心となって設立したNPOで、自身が障がい者の方も少なくありません。今回も訪問メンバー8名のうち、4名が車椅子を使っている方でした。

ベトナムに来てみて、皆さん、バイクの多さに驚くとともに、「ベトナムはバリアだらけじゃないか。これでは障がい者は外に出られない。」と呆気に取られていました。

確かにベトナムはバリアだらけで、道も凸凹が多く障がい児者にとっては、不便極まりないと思います。

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車椅子寄贈時の集合写真

しかし、貧困問題が漸く改善されつつあるベトナムでは、障がい児者に目が向け始められたのは最近で、近年建てられたショッピングセンターやホテルには、車椅子を使用する人専用のトイレやスロープが設置されている所もあり、ベトナムも徐々に変わりつつあります。

今回は貧困家庭の障がい児4名の家庭を訪問し、日本から持ってきた車椅子を寄贈しました。帰りのバスの中で、「親も嬉しそうだったし、車椅子を寄贈して良かったね」と皆さんが雑談されているのを聞いて、現地でアレンジをした私としても嬉しくなりました。

ベトナムの町の中心部では自動車、バイクが無秩序に走っており、交通量も多く、道には段差があり、車椅子で外に出かけるのは簡単ではありません。しかし、農村部では交通量も少なく、道に段差もなく、案外と車椅子でも出かけられます。

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5歳の女の子に車椅子を寄贈

今回寄贈した車椅子4台の内、3台は農村部の障がい児に寄贈しました。天気の良い日に、この車椅子で散歩でもしてくれたらなあ、と思いました。

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障がい児クラブ訪問

(崎)
11:25 | Comment(0) | ベトナム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月13日

ベトナム、重度の障がい児宅戸別訪問

エファジャパンは、ベトナムでソーシャルワーカーが重度の障がい児宅を戸別訪問し、カウンセリングを行う活動を支援しています。

私もその戸別訪問に何度か同行したことがありますが、そこではいつも重苦しい空気が流れています。

戸別訪問をする地域としては農村部の障がい児宅が多いのですが、農村部は都市部と比べ経済的に貧しいうえ、障がい児にかかる医療費で家計がさらに逼迫しています。

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重度障がい児の戸別訪問宅

日本でも重度の障がい児の世話をするのはとても大変ですが、ベトナムの農村部では病院や施設に連れて行くこともできず、そこから職員がケアをしに来てくれるわけでもありません。

重度の障がい児がいる多くの家庭では、自分達で薬を購入して飲ませる程度で、あとは家に寝たきりのまま、母親か祖父母、或いは親戚の誰かが傍で常時付き添いをしています。

日中父親は働きに出ている場合もありますが、これらの家庭では両親は離婚したり、父親が蒸発してしまっているケースが少なくなく、家庭の経済状況は非常に厳しいです。

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現状を必死にソーシャルワーカーに訴える保護者

ベトナム政府による障がい児支援の規定では、障がいの程度や家庭の経済状況に応じて、日本円で1ヵ月1,500円〜7,500円ほど、障がい児に支給されることになっていますが、制度上の不備や実際の財源不足などが原因で、あまり当てにできない側面があります。

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エファジャパンは、ベトナム、ラオス、カンボジアで困難な状況下にある子ども達の支援を展開してきましたが、経済的に貧しいからと言って泣く保護者を私は見かけたことはありません。しかし、ベトナムで障がい児支援をしていると、子どもの将来への不安や世話をする負担の大きさから泣き出してしまう保護者が少なくありません。
 
ここに障がい児本人及びその保護者が如何に大変な思いをしているかを感じます。

また、エファジャパンのような支援団体がどんなに現場の状況を良くしようと活動しても、手術でしか直せない障がいもあり、200万円〜500万円かかります。一人の人生を変えることのできる支援なのですが、手術代の支援は、実際は「お金を集め、与えて終わり」の募金活動でまとまったお金が必要であることから、外部からの支援を得にくい分野でもあります。

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エファジャパンの支援活動を通して、少しでも重度の障がい児とその保護者らの助けになれればと思っています。

(崎)
10:18 | Comment(0) | ベトナム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月02日

ベトナム・障がい児クラブ保護者の声

エファジャパンは現在、ハイフォン市で7箇所の障がい児クラブの活動を支援しています。以下は、その内の1つであるフンティエン村障がい児クラブで、保護者代表を務めるグエン・バン・フン(仮名:5歳、男子)の祖父が、当クラブの会議で発表した原稿を一部抜粋した文章です。

「人は誰でも皆希望を持って生まれてきます。人々が最初に普通に望むことは、他の人が自然とできることを自分もできるようになることです。即ち、人が育っていくうえで、基本的な発達や形態を辿ることです。しかしながら実際は、全ての人がそのような幸運に預かれる訳ではありません。色々な事が原因で、産まれてきた人の中にはハンディに耐え、不安、心配、悲しみに冴えなまれながら、家族や社会も悲観的にならざるを得ない人もいます。

しかし幸いなことに、望んでいないこれらのハンディを、文明社会では人々が暖かい手を差し伸べ、愛情、理性、責任を共感・共有し、サポートしてくれます。(エファジャパンの現地協力機関である)ハイフォン市ソーシャルワーセンターやその各関係協力機関が行なっている活動は、その一例を体現しています。

フンティエン村障がい児クラブに加入している私の孫フン5歳は、知的障がいと先天性奇形の二つの障がいを抱えています。フンは2015年3月からフンティエン村障がい児クラブに加入し、1年近くが経ちました。障がい児クラブで行われる各活動や、心理的・物的サポート、障がい児クラブと家族の連携したケアなどにより、私達はフンティエン村障がい児クラブが次のような有益な効果をもたらしてくれていると感じています。

1.フンティエン村障がい児クラブでの交流を通して、フンは周囲の人・物に対してより積極的に感じ、反応するようになりました。自閉症の症状はまだ重いものの、少しずつ軽減されているように思えます。
2.記憶力の向上、他人を思いやる姿勢、自分自身を大切にする行為などが、フンからはっきりと見て取れるようになりました。
3.家族が持つフンへの懸念も以前ほどではなくなり、フンの成長に対する希望も徐々明るくなってきました。

これらの効果が見られるようになるには様々な要因が影響していると思いますが、障がい児クラブが行なう活動やケアが重要な役割を果たしていると思われます。

フンティン村障がい児クラブでお世話になっている子ども達の家族及び保護者の代表として、ハイフォン市ソーシャルワークセンター、エファジャパン、支援者、ビンバオ郡労働傷病兵社会局、フンティエン村人民委員会関係者、特に障がい児クラブの活動の開催に直接関わってくれている方達に、子ども達及びその家族に喜びと幸福をもたらしてくれることに深く感謝申し上げます。」

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(フンティエン村障がい児クラブ中秋節のイベント活動風景)

(崎)
10:08 | Comment(0) | ベトナム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月23日

幼稚園教員養成校と付属幼稚園を訪問

2017年2月21日、プノンペンの国立幼稚園教員養成校を訪問し、ソリダ校長と今後のエファからの支援について協議を行いました。
SCADPソカリ代表も同行してくれました。

カンボジアの幼児教育を語り合うが、どうしても女子会っぽい雰囲気に
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国立幼稚園教員養成校は、1996年の設立時から自治労が「アジア子どもの家活動」の一環として支援を行い(2004年からエファジャパンが活動を継承)、最初の校舎を建て、関係者を日本に6か月招聘して研修し、貧しい訓練生やスラムの子どもに奨学金を提供し、継続的に保育技術の指導を行ってきたのでした。

ソカリ校長、小学校教育とのリンクのために研究を欠かさない
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今でこそ日本の複数のNGOが養成校を支援していますが、養成校、ソリダ校長と自治労、エファとの絆は、他団体とは比べ物にならないほど長く深いのです。

幼稚園の算数教材(2014年)は大好評。自治労京都府本部が印刷支援。
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養成校一筋に仕事をしてきたソリダ校長が、この3月で定年退職を迎えます。
次の校長はまだ決まっていません。
「ようやくプライベートな時間が持てるわ」と笑うソリダ校長ですが、ナロン教育大臣から省に慰留され、3月初旬の国際会議まで回答を保留中とか。
ナロン大臣、もうひと押しです!


ソリダ校長とエファの支援について熱く語り合った後、敷地内にある付属幼稚園をのぞきました。
日本からの技術協力がたっぷり入っているおかげで、園内は明るく楽しい装飾であふれています。

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お昼どき、いっぱい食べて満足
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ボーズで決める!
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こんな顔もできるよー!
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子どもたちは付属幼稚園でのびのび生活しています。
カメラを向けると、最初はポーズで撮影の遊びだったのが、すぐに変顔大会になり、カメラ前は押すな押すなの大騒ぎ。
私は子どもまみれになって、幸せなひとときを過ごしました。
(小)

2017年02月22日

カンボジアで交通事故に逢いました。

2017年2月20日昼過ぎ、SCADPのソカリ代表と一緒に、プレアビヒアから借上タクシーでプノンペンに向かう途中の出来事です。

国道6号線のスカンの手前、Tang Kok Market付近を結構なスピードで走っているときでした。
2人乗りのバイクが国道の右手から超低速で道を横切ってきました。
タクシーはブレーキを踏みつつもよけきれず、結構な速度のままこれに突っ込み、バイクの2人は転倒して道路に叩きつけられました。大きな流血は見えませんでしたが、2人とも歩けなくなり、1人は起き上がることさえままなりませんでした。私の記憶では、2人ともヘルメットをしていませんでした。負傷者は周囲の人々に助けられながら道路際に退避しました。

事故直前、私は後部座席から前を見ておりとっさに受け身を取りましたが、軽い打撲を負いました。ソカリさんは前席にいて心配しましたが、シートベルトをしており無事でした。シートベルトをしていなかったらと思うとぞっとします。
タクシーはフロントバンパー周辺が大破しましたが、それ以外に車両に大きな損傷はありませんでした。車のフロントの衝撃吸収力というのは大したものだと思いました。

運転手は30歳手前くらいの男性で、見た感じは落ち着いていました。そして、現場に車を置いたまま、救護には手を貸さず、現場に駆けつけてくる人々とは反対の方向にゆっくりと歩いて、去っていきました。

そういえば、タイやラオスでの勤務当時、日本人仲間から「運転中に人身事故を起こしたら、車から降りずに運転を続けてその場から逃げろ」とよく聞かされました。理由は、救護などしていると被害者家族から袋叩きに遭う、警察に拘留され法外な慰謝料と賄賂を要求され払わないと釈放してもらえない等々です。

でも事故現場から逃げる運転手を見たのは初めてで、あ、本当に逃げるんだ、と驚きました。悪いのは明らかにバイクの方で、目撃者も大勢いるのにです。多くの途上国では加害者も被害者も司法による紛争解決を信用しませんが、この国もまたそうなのかもしれません。

まもなく警察が到着して現場検証開始。救急車の音もしたので、負傷者が病院に運ばれたのでしょう。私とソカリさんは車から荷物を降ろし、現場近くの親切な米倉庫で休ませてもらいました。

その場で警察から簡単な事情聴取があり、ソカリさんは、車は借上タクシーであること、運転手はいなくなったこと、バイクが道を横切ってきたこと、私は外国人でクメール語は分からない等を説明していたと思います(95%推測ですが)。
私は、借上車のことはタイ語と同じでクメール語でもロットマオと言うのだなあと、ぼんやり聞いていました。

事故ちょっと前の昼食時、私はソカリさんに「プレアビヒアの移動用にバイクが欲しい」と話したばかりでしたが、バイクの危険さを肌で感じました。

そして、新たな車をチャーターして走り出して間もなく、今度は前を走っていた生コン車がハンドルを切り損ねて横転し、畑に突っ込んでいきました・・・。

さて問題です。プレアビヒアとプノンペンの間の移動は、何を使うのが一番安全でしょうか。
しばらくは怖くてタクシーに乗れない気がします。バスは9時間かかり拷問ですし、夜行バスなら眠ってしまうので楽ですが、事故だけでなく盗難も懸念されます。シェムリアップまで飛行機で移動しても、そこからプレアビヒアまで4時間近く車を飛ばすので、事故の危険に大差はありません。
悩むところです。

負傷者が出ているので写真は不謹慎と思い、今回は文章だけとなりました。
負傷者の方の早期回復を祈ります。
(小)

沖縄とカンボジア、農業の絆

2017年2月14-15日、自治労沖縄県本部から農業協力のための視察チーム2名をお迎えしました。目的は、SCADPプレアビヒアセンターの食料事情の改善、子どもたちの栄養改善です。
沖縄とカンボジアは気候や植生が似ているので、沖縄の農業経験はきっとカンボジアにも役立つはずです。

プレアビヒアにも♪でいごの花が咲く♪ @プレアビヒアブティックホテル
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自治労沖縄県本部チームは、2日間にわたり、SCADPの敷地内の休耕地や貯水池の大きさを測量し、貯水池や地下水の状況、地質、農業機械を調査し、整地や灌漑の必要性を検討し、市場で売られる野菜や果物を調査しました。

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SCADPの敷地内にはマンゴーや竜眼(ロンガン)、ジャックフルーツの木など果樹が多く植えられています。果樹や花木の栽培も一案ですが、果樹について、SCADPのソカリ代表は「実が大きくなる前に、子どもたちに全部食べられてしまう」と嘆きます。
貯水池では魚の養殖もしていたそうですが、「子どもたちが勝手に魚を採り、その辺で焼いて食べてしまう」のでやめてしまったとのこと。

農業の天敵といえば昆虫が相場ですが、SCADPでは子どもが天敵と分かり、(ソカリさんには悪いですが)そのやんちゃぶりに爆笑してしまいました。
ただ、子どもたちはそのくらいお腹が空いているということですから、この農業プロジェクトには大きな意義があります。


地質調査のために一生懸命土を掘っていると、中学1年生の3人組が手伝いに来てくれました。
「農業に興味ある?」と尋ねると、微妙な感じに。
「将来の夢は?」と尋ねると、(写真左から)国語の先生、小学校の先生、医者と答えます。残念ながら農業には興味なさそうです。

背景の建物は2015年自治労沖縄県本部寄贈の男子寮(新寮)
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カンボジアの農業は、雨季に稲作を、乾季前半に野菜作りをして、乾季後半は水不足のため農業はお休みとなります。
乾季前半は学校の新学期と重なるため子どもたちは忙しく、また、農業はSCADPの子どもたちに不人気のようなので、手のかからない野菜がいい、できれば灌漑せず雨水で育てられるものがいいと思い、エコパークのソムチットさんに相談に行きました。

エコパークにて
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クボタの最新機、アタッチメントの付替で何でもできます
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ソムチットさんに様々教わった結果の結論。芋類です。
雨季の初め、5月頃に植付をすれば雨水で根を張り1月頃に収穫できるとのこと。ほとんど手間いらずです。
沖縄と言えば紅芋です。紅芋は栄養豊富で、準完全栄養食と言われます。
お腹に溜まるし、保存も、加工もできます。これしかない! 
そして、前職で沖縄に2年勤務した私は、紅芋タルトが大好物なのでした。

ソムチットさんには有機農法についても教えていただき、堆肥にも地下水浄化にもEM菌を使うとのこと。
今日の有機農法に欠かせないEM菌ですが、最初に開発したのは琉球大学だそうで、ここでも沖縄農業との縁を感じます。


自治労沖縄県本部は調査結果を持ち帰り、支援方針を検討するとのことです。

沖縄の皆様、紅芋支援お待ちしています!
(小)

カンボジアのシーサーと、ガオー!
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そして2人は天空へ、ではなく沖縄へ帰っていきました
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2017年02月21日

プレアビヒア・エコパーク訪問

2017年2月12日と14日、プレアビヒア州スロアエム郡のエコビレッジ内にあるエコパークを訪問してきました。

以前から、同じプレアビヒア州で活動をするNGOとして、プレアビヒア日本協会の活動状況は気になっていました。
先日、プレアビヒア―プノンペン間の夜行バスで、偶然、エコパークのスタッフであるソムチットさんと寝台が上下になり、言葉を交わし、今回のご縁ができたのでした。

エコパークの整備は少しずつ進んでおり、散策路やカフェコーナー、有機農場ができているほか、牛や鶏の飼育も始まっています。今後、宿泊施設やレストラン、職業訓練施設、村の活動センターなどが作られていくことでしょう。

近くの湖
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散策路の花
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私はしばらくベンチに腰掛けて林を吹き抜けてくる風に吹かれていましたが、
本当に気持ちが良くて、想定外の幸福感に包まれてしまったのでした。

この美しさは写真では伝わらない、いや写真が下手なのか
この地の美しさは写真では伝わらない.JPG

シンボルツリー候補
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子どもの教育問題を扱っていると、結局、親世代の収入向上や地域の産業育成の問題に行き当たるということは、子ども支援関係者なら誰しも経験するでしょう。エコパークが、この地域の貧困削減と教育環境の向上に寄与してくれることを願ってやみません。

近くには小中高校ができており、今年初めての卒業生が誕生するとのこと。これからの村の若き担い手として成長してくれるといいですね。

村の子どもたちもエコパークがお気に入り
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森田会長とお話していて、カンボジア内戦最後の激戦地だったこのプレアビヒアが、平和になり、人々が普通に暮らせるようにならないと、インドシナ戦争は本当の意味で終わったことにはならないのだ、との思いを強く持ちました

突然にも関わらず快くご案内くださった森田会長、本当にありがとうございました。
(小)

森田会長、村の子どもたちに囲まれて
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おやつとカレーライス

自治労千葉県本部のボランティアツアーの続きです。

活動中の2日間、調理部隊のメンバーがSCADPの子どもたちに、おやつとして、1日目はカップケーキ、2日目はフルーツポンチを提供してくれました。
また、2日目夜の交流会では食べ放題のカレーパーティーをしました。

フルーツポンチにお代わりの列
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みんなでカレーの芋むき
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実は出発前、メニューを何にするか、侃々諤々の議論がありました。子どもたちが普段見たこともないような豪華メニューで楽しませるのか、あるいは彼らの日常を大切にするのか。
そもそも活動として何を選ぶのか、支援物資として何を持っていくのかでも、チームが決裂しかねない大論争がありました。

現地の情報は少なく、人によって考え方は様々です。正解はないし、これがベストと思っても、現地に行ったら違うかもしれない。でも、自分たちで最後まで考えようとするチームの皆さんの姿に、私は感銘を受けたのでした。

バルーンアートは大盛況
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オセロゲーム、大人げない戦いが続く
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活動が成功だったのか失敗だったのか、それはチームの皆さんが決めること。
でも、子どもたちの笑顔を見れば、答えはおのずと分かります。

シャボン玉とんだ
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カンボジアで子だくさん
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SCADPのスタッフは子どもたちへの愛情に満ちていますが、いかんせん、大人の数が少ない。
子どもたちはチームの皆さんとたくさん交流できて、よほど楽しかったのでしょう。皆さんが帰った後、数日間は脱力したように過ごしていました。


現地との間に立ち、オーダーメードの受入準備をする私にとって、これほど大変なツアーはありませんが、
でも、これほど子どもたちの笑顔が輝くツアーもないように思います。

また、子どもたちの笑顔に会いに来てください。お待ちしています。
(小)

心をこめて、感謝の舞
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