2013年11月29日

大切なことって何なのか?

海外に行くと、風習の違いに驚くことが時々あります。

かつてカトマンズの川のほとりに座り、
ひたすらぼんやりと、風景を眺めていたことがありました。

そこは聖なるガンジス川につながっている川ということで、利用する人の数は多く、
気持ちよさそうに沐浴をする人、洗濯をする人、
遺体を火葬して、その遺灰を川に流している人など様々。

ただ、その聖なる川は、わたしの目には決して綺麗と言えるようなものではなく、
水は濁っているし、ゴミも沢山流れてくるし、衛生とは程遠い感じがしました。

その時、あるおじいさんがやってきて、
川のほとりに立つと、1本の歯ブラシを取り出しました。

「え?まさか?」

おじいさんは、その歯ブラシを濁った川の水につけると、
気持ちよさそうに歯磨きを始めたのです。それも時間をかけて丁寧に。

当時、ネパールではいろいろな支援団体が入り、
村での保健衛生教育なども行なっていました。

そのおじいさんは、口腔内を清めようとしたのでしょうし、
歯磨きをすることは、決して悪いことではありません。

ただ、その水が・・・

けれども、そのおじいさんの顔を見ると、
ありがたい聖なる川の水で歯磨きをしたことで満足しているのか、
とっても清々しい至福の表情を浮かべていました。

衛生面では決して良くないけれど、
おじいさんの心は幸せで満たされていたに違いありません。

清潔、不潔を説いて否定するのは簡単だけど、
そうした習慣、「気持ち」の問題をどうするか・・・

そこに暮らす人たちにとって本当に大切なことって何なのだろう?
わたしたちがするべきことって何なのだろう?

そのふとした風景から、いろいろ考えさせられ、
その土地の文化や生活習慣を理解することの大切さを
改めて教えられた気がしました。(中)
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2013年11月22日

子どもの教育を受ける権利実現をめざして

パキスタン北部の辺境地で生まれ育ったマララ・ユスフザイさん(16歳)は、
女性の教育を受ける権利を強く主張したために、
15歳の時にイスラム過激派に銃撃され重傷を負いました。

一命をとりとめた後も、女性や子どもが教育を受ける権利を訴え続け、
ノーベル平和賞の候補にも選ばれました。

エファジャパンは、少しでも多くの子ども達が教育を受けられるように、
カンボジアの国境地帯に点在する
寺子屋(非公式初等教育の場)への支援を拡大しています。

今年は900人近い子ども達が登録されました。

現段階では、教材や学用品を配り、
国語と算数の教科書を貸し出すだけの基礎的な支援ですが、
今後はカンボジアにおける主要な活動にしていく予定です。

マララさんは、「教育を受ける権利のために戦う世界のシンボル」として、
11月20日にヨーロッパ議会から、
すぐれた人権活動家をたたえる「サハロフ賞」が贈られました。

その授賞式で、彼女は訴えています。

「(教育を奪われている)5700万人の子どもたちが、私たちを待っています。
彼らが欲しいのはiPhone(スマートフォン)でも、
PlaystationでもXbox(どちらも家庭用ゲーム機)でも、チョコレートでもない。
1冊の本と1本のペンだけなのです。」(大)
10:26 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月15日

ラオスでの日本の存在感

最近、ラオスにおける日本の存在感が小さくなってきているのを感じます。

元々、日本はラオスの最大の援助国であり、例えばODAも長年に渡って日本が一番大きな額の支援をしてきています。

しかし、一方で日本の民間企業のラオスへの進出は、まだ非常に少ないです。最近、中国や韓国の民間企業がどんどんラオスに進出し始めており、特に中国は官民一体でラオスに進出してきています。

日本の民間企業がラオスに進出して来ないかぎり、例え最大の援助国であったとしても、ラオスにおける日本の存在感は小さくなり続けていくことでしょう。

「援助よりも貿易を」というスローガンがありますが、援助は国の発展の礎を築くだけで、国が市場経済に適応し発展していくためには民間企業の活躍なしではあり得ません。

ラオスは内陸部に位置し、人口が少ないうえ、インフラ整備は未熟で、人材も豊富とは言えないため、日本の民間企業が進出するには高いハードルがあります。

しかし、日本も官民一体となってもっと進出し、「援助大国、投資小国」というラオスでの日本のイメージを変えてくれれば良いなぁと思います。 (崎)

18:23 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月08日

僕も人間だったことに驚いた

もう長いこと「BIG ISSUE」を購読している。

NPO法人ビッグイシュー基金の会員なので毎号家に届けられるのである。

街角に立っている販売員から直接買うほうが
販売員の方たちにとっては役立つのだけれど、
私としては団体運営そのものに貢献して
長く、力強く、活動を続けていただけることを希望している。


さて、そんな「BIG ISSUE」に
重度の自閉症である東田直樹さんがコラムを連載している。
 
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16:20 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする