2017年06月19日

ラオス学校図書館・図書室設置開館までの流れ

ラオスでは全学校数の1割〜2割しか図書館・図書室がまだ設置されておらず、地域には本を売っている店もほとんどなく、教科書以外の本に触れる機会がない子ども達も少なくありません。

エファジャパンは、自治労各県本部や個人のご支援により、ラオス各地に学校図書館・図書室を65箇所設置しています(学校図書館は校舎とは別に独立した建物を建てた図書館で、学校図書室は既存の校舎の教室の空いたスペースに本棚と本を設置した図書室です)。

今回は、その学校図書館・図書室の設置開館に至るまでの流れをご紹介します。

1.まずは、図書館・図書室設置をする学校を選定します。選定に当たっては、ラオス国立図書館や各県の県教育局と相談し、幾つかの設置候補校を選びます。

2.候補に挙がった学校に調査に行きます。学校側の熱意、子ども達の本を読む機会、図書館・図書室設置後の運営体制、村人の協力具合などを総合的に判断して、図書館・図書室設置校を決定します。
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3.図書館・図書室設置校が決まったら、エファジャパン、ラオス国立図書館(或いは各県の県教育局)、学校、地元の教育局、村の間で、合意書を作成し、サインします。

4.図書館を建設中の場合は、時々建設状況を確認しに行きます。
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5.建設が終わると本棚と本を寄贈し、図書館・図書室運営管理研修を学校の先生たちに実施します。
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6.その後、図書館・図書室の本の登録作業に取り掛かります。本の登録作業には、学校の生徒たちにも手伝ってもらうことがあります。

7.本の登録作業が終了後、いよいよ図書館・図書室の開館となります。開館時にはたくさんの子ども達が図書館に押し寄せてきます。
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ラオスの子ども達は絵本が大好き!子ども達は皆声を出しながら読みます。
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たくさんの本を読んで感性豊かな大人に育ってほしいと思います。

(崎)
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2017年06月05日

子どもの日のイベント

日本では5月5日が子どもの日になりますが、国際的に定められた子どもの日は6月1日で、多くの国では6月1日を子どもの日として設定しています。

私が事業を担当しているベトナム、ラオスでも6月1日が子どもの日です。

これらの国では6月1日が近づくと、全国の子ども関係の施設・機関では、寄付金を募って子どもの日を祝うイベントを開催します。 

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ラオスこどもの日のイベント

イベントの開催のため、地元の企業や住民が寄付をすることは珍しくなく、社会全体で子どもの日を祝おうという雰囲気を感じます。

ただし慣習化されていて、祝うことが「当たり前」という雰囲気も感じます。

子ども関係の施設・機関からの寄付金のお願いは、子どもの支援を行っている海外NGOにも届きますが、子どもの日のイベントのために寄付することが「当たり前」で、しないことが「失礼」に当たるという感じになってしまっています。

資金に余裕のない海外NGOは寄付金の額をどれくらいにするか、一度寄付をしたら来年の子どもの日も寄付のお願いが来るだろうし、寄付しない場合どのように言って断るべきか、頭を悩ませます。

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ベトナム子どもの日のイベント

ベトナムでは、韓国や台湾の企業も子どもの日には寄付をしているのをよく見かけます(日本の企業が寄付するのはあまり見かけません)。

ただし、寄付を募りイベントを毎年開催し続けることが、子どもの日の啓発になっており、イベントを子ども達が楽しみにしているのも確かです。

イベントは寄付金が集まりやすい都市部のほうが盛んに行われており、農村部など特に貧しい困難な状況下にある子ども達が、もっとこれらのイベントの参加できる機会があれば良いのかも知れません。

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ベトナム子どもの日のイベントでお土産を受け取る貧困家庭の子ども達

(崎)


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