2017年02月22日

沖縄とカンボジア、農業の絆

2017年2月14-15日、自治労沖縄県本部から農業協力のための視察チーム2名をお迎えしました。目的は、SCADPプレアビヒアセンターの食料事情の改善、子どもたちの栄養改善です。
沖縄とカンボジアは気候や植生が似ているので、沖縄の農業経験はきっとカンボジアにも役立つはずです。

プレアビヒアにも♪でいごの花が咲く♪ @プレアビヒアブティックホテル
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自治労沖縄県本部チームは、2日間にわたり、SCADPの敷地内の休耕地や貯水池の大きさを測量し、貯水池や地下水の状況、地質、農業機械を調査し、整地や灌漑の必要性を検討し、市場で売られる野菜や果物を調査しました。

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SCADPの敷地内にはマンゴーや竜眼(ロンガン)、ジャックフルーツの木など果樹が多く植えられています。果樹や花木の栽培も一案ですが、果樹について、SCADPのソカリ代表は「実が大きくなる前に、子どもたちに全部食べられてしまう」と嘆きます。
貯水池では魚の養殖もしていたそうですが、「子どもたちが勝手に魚を採り、その辺で焼いて食べてしまう」のでやめてしまったとのこと。

農業の天敵といえば昆虫が相場ですが、SCADPでは子どもが天敵と分かり、(ソカリさんには悪いですが)そのやんちゃぶりに爆笑してしまいました。
ただ、子どもたちはそのくらいお腹が空いているということですから、この農業プロジェクトには大きな意義があります。


地質調査のために一生懸命土を掘っていると、中学1年生の3人組が手伝いに来てくれました。
「農業に興味ある?」と尋ねると、微妙な感じに。
「将来の夢は?」と尋ねると、(写真左から)国語の先生、小学校の先生、医者と答えます。残念ながら農業には興味なさそうです。

背景の建物は2015年自治労沖縄県本部寄贈の男子寮(新寮)
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カンボジアの農業は、雨季に稲作を、乾季前半に野菜作りをして、乾季後半は水不足のため農業はお休みとなります。
乾季前半は学校の新学期と重なるため子どもたちは忙しく、また、農業はSCADPの子どもたちに不人気のようなので、手のかからない野菜がいい、できれば灌漑せず雨水で育てられるものがいいと思い、エコパークのソムチットさんに相談に行きました。

エコパークにて
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クボタの最新機、アタッチメントの付替で何でもできます
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ソムチットさんに様々教わった結果の結論。芋類です。
雨季の初め、5月頃に植付をすれば雨水で根を張り1月頃に収穫できるとのこと。ほとんど手間いらずです。
沖縄と言えば紅芋です。紅芋は栄養豊富で、準完全栄養食と言われます。
お腹に溜まるし、保存も、加工もできます。これしかない! 
そして、前職で沖縄に2年勤務した私は、紅芋タルトが大好物なのでした。

ソムチットさんには有機農法についても教えていただき、堆肥にも地下水浄化にもEM菌を使うとのこと。
今日の有機農法に欠かせないEM菌ですが、最初に開発したのは琉球大学だそうで、ここでも沖縄農業との縁を感じます。


自治労沖縄県本部は調査結果を持ち帰り、支援方針を検討するとのことです。

沖縄の皆様、紅芋支援お待ちしています!
(小)

カンボジアのシーサーと、ガオー!
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そして2人は天空へ、ではなく沖縄へ帰っていきました
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