2017年03月13日

ベトナム、重度の障がい児宅戸別訪問

エファジャパンは、ベトナムでソーシャルワーカーが重度の障がい児宅を戸別訪問し、カウンセリングを行う活動を支援しています。

私もその戸別訪問に何度か同行したことがありますが、そこではいつも重苦しい空気が流れています。

戸別訪問をする地域としては農村部の障がい児宅が多いのですが、農村部は都市部と比べ経済的に貧しいうえ、障がい児にかかる医療費で家計がさらに逼迫しています。

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重度障がい児の戸別訪問宅

日本でも重度の障がい児の世話をするのはとても大変ですが、ベトナムの農村部では病院や施設に連れて行くこともできず、そこから職員がケアをしに来てくれるわけでもありません。

重度の障がい児がいる多くの家庭では、自分達で薬を購入して飲ませる程度で、あとは家に寝たきりのまま、母親か祖父母、或いは親戚の誰かが傍で常時付き添いをしています。

日中父親は働きに出ている場合もありますが、これらの家庭では両親は離婚したり、父親が蒸発してしまっているケースが少なくなく、家庭の経済状況は非常に厳しいです。

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現状を必死にソーシャルワーカーに訴える保護者

ベトナム政府による障がい児支援の規定では、障がいの程度や家庭の経済状況に応じて、日本円で1ヵ月1,500円〜7,500円ほど、障がい児に支給されることになっていますが、制度上の不備や実際の財源不足などが原因で、あまり当てにできない側面があります。

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エファジャパンは、ベトナム、ラオス、カンボジアで困難な状況下にある子ども達の支援を展開してきましたが、経済的に貧しいからと言って泣く保護者を私は見かけたことはありません。しかし、ベトナムで障がい児支援をしていると、子どもの将来への不安や世話をする負担の大きさから泣き出してしまう保護者が少なくありません。
 
ここに障がい児本人及びその保護者が如何に大変な思いをしているかを感じます。

また、エファジャパンのような支援団体がどんなに現場の状況を良くしようと活動しても、手術でしか直せない障がいもあり、200万円〜500万円かかります。一人の人生を変えることのできる支援なのですが、手術代の支援は、実際は「お金を集め、与えて終わり」の募金活動でまとまったお金が必要であることから、外部からの支援を得にくい分野でもあります。

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エファジャパンの支援活動を通して、少しでも重度の障がい児とその保護者らの助けになれればと思っています。

(崎)
10:18 | Comment(0) | ベトナム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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