エファジャパンは、自治労各県本部や個人のご支援により、ラオス各地に学校図書館・図書室を65箇所設置しています(学校図書館は校舎とは別に独立した建物を建てた図書館で、学校図書室は既存の校舎の教室の空いたスペースに本棚と本を設置した図書室です)。
今回は、その学校図書館・図書室の設置開館に至るまでの流れをご紹介します。
1.まずは、図書館・図書室設置をする学校を選定します。選定に当たっては、ラオス国立図書館や各県の県教育局と相談し、幾つかの設置候補校を選びます。
2.候補に挙がった学校に調査に行きます。学校側の熱意、子ども達の本を読む機会、図書館・図書室設置後の運営体制、村人の協力具合などを総合的に判断して、図書館・図書室設置校を決定します。

3.図書館・図書室設置校が決まったら、エファジャパン、ラオス国立図書館(或いは各県の県教育局)、学校、地元の教育局、村の間で、合意書を作成し、サインします。
4.図書館を建設中の場合は、時々建設状況を確認しに行きます。

5.建設が終わると本棚と本を寄贈し、図書館・図書室運営管理研修を学校の先生たちに実施します。

6.その後、図書館・図書室の本の登録作業に取り掛かります。本の登録作業には、学校の生徒たちにも手伝ってもらうことがあります。
7.本の登録作業が終了後、いよいよ図書館・図書室の開館となります。開館時にはたくさんの子ども達が図書館に押し寄せてきます。

ラオスの子ども達は絵本が大好き!子ども達は皆声を出しながら読みます。

たくさんの本を読んで感性豊かな大人に育ってほしいと思います。
(崎)