2017年01月29日

ベトナムの子どもにお土産を渡す悩ましい習慣

ベトナムは今、テト(旧正月)休暇中です。今年のテトの元旦は1月28日。テトはベトナム人にとって一番大切な休日で、テトが近づくと町中が浮かれた雰囲気に包まれていきます。

しかし、子ども関係の支援をする海外団体には悩ましい習慣が…

それは支援先の子ども達にお土産を配らなくてはならず、そのための出費が嵩むこと。

しかも、このように子ども達にお土産を配る習慣は、テトだけでなく、子どもの日、中秋節と年に3回あります。「お土産を配らなくてならない」とは勿論法律で決まっている訳ではないのですが、子ども関係の支援を行っている団体にとって、ベトナムの習慣として、支援先の子ども達にお土産を配らないという選択肢はないと個人的に思っています。

ベトナムでは子ども関連の機関、施設、センターで、支援の要望としてまず挙がるのが、「テト、子どもの日、中秋節のお土産の支援」です。

これは現地の人々の支援ニーズと言えるのだろうか?と、悩んでしまいます。

お土産の中身は大体、お菓子やミルク、調味料などです。これらをテト、子どもの日、中秋節に支援先の子ども達にお土産として配らないと、現地の人達からは「あれ?なんでお土産を配らないの?あなたの団体はベトナムの文化を知らないの?」って感じに思われてしまいます。

もしエファがお土産を配らなければ、現地の協力機関(エファの場合はハイフォン市ソーシャルワークセンター)の地元政府や子ども達に対する面子が潰れ、ゆくゆくは協力機関、そしてエファが現地で活動をしにくくなってしまいます。

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テトのお土産を支援先の子ども達に配布


ただ、困難な子ども達とは言え、皆様の寄付金などからなる支援を持続性のあるプロジェクトや活動費でなく、一過性のエンターテイメント的色彩の強いお土産のために使っていいものか… 「支援金をそんなにお土産代に使っては支援者に説明がつかない」と時折言っては現地政府には態度として示しお灸を据えます。

彼らからは大体、「そうとは分かっているけど、お土産は挙げない訳にはいけない…」というような回答が返ってきます。

「支援先の子ども達にお土産を渡すことが本当に必要なら、現地の政府が自分達でお金を出せばいいんじゃない?」という声を日本人から言われることもあるのですが、実はこの時だけは現地の政府も、エファからのお土産とは別に、自分達のお金で子ども達へのお土産を購入して一緒に配ることも少なくありません。

また、現地政府だけでなく、地域の企業や子ども好きな住民も寄付をしてお土産を渡したりします。地域の全世帯が少額でも寄付をして、子ども達にお土産を購入して配っている村もあります。

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地域の住民がテトのお土産を贈呈

「う〜ん。う〜ん。それでも支援金の使い方として、日本人として何か心に引っかかるなあ」と思いながら、今年のテトも支援先の子ども達にお土産を配りました。 (崎)
09:59 | Comment(0) | ベトナム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月27日

遺産で学校図書室を25校に

昨年4月、エファジャパンは1,000万円の大きな寄付をいただきました。

これは、ある個人の方が社会貢献団体への寄付を条件として
親しい知人の方に残した遺産の一部で、
遺産を相続された方が遺言通りいくつかの団体等へ寄付をされた中に
エファジャパンが入っていたのでした。

エファジャパンでは、このご寄付でラオスのヴィエンチャン都の学校10校と
フアパン県の学校15校に学校図書室を設置することにしています。
(設置後3年間で2回のモニタリングと図書の追加も行ないます)

12月に、最初の1校に図書室が設置されたので見てきました。

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13:23 | Comment(0) | ラオス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月25日

イエン村をご紹介

エファジャパンはカンボジア北部の州(県)プレアビヒアで
学校が無い、あるいは先生が赴任していない地域の子ども達のため
寺子屋教室で小学校6年間の課程を修了できる体制を整える
パイロット事業を実施しています。

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現在事業を実施しているのは
プレアビヒアの中心地スロアエムという町から
バイクで1時間半ほど奥に入ったイエン村。

新しく高学年用の寺子屋教室を設置するにあたり
事前の調査のため12月にイエン村を訪問しました。
 
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2017年01月20日

ラオスのコミュニティ図書館

今日はラオスのコミュニティ図書館の様子をご紹介します。

エファジャパンがドナーの支援をいただいて設立する図書館は
地域の住民にも開かれているので「コミュニティ」の名称ですが、
学校の敷地内にあり、管理運営も学校の先生が行ない、
利用しているのもほとんどが敷地の学校の生徒達なので
実質的には学校図書館と言っていいと思います。

(地域によっては別の学校の先生が生徒のために借りに来たり
 中学生などが少し遠くても利用しに来るようなところもあります)

さて、こちらはサンパンナ村小学校の敷地に設置した図書館。

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サンパンナ小学校

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の敷地内の図書館

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10:29 | Comment(0) | ラオス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月17日

プレアビヒアの寺子屋教室

エファジャパンはカンボジア・プレアビヒア県の国境地帯で
学校が無い(あるいは教師が赴任していない)村の子ども達のための
寺子屋教室を支援しています。

12月上旬にカンボジアへ行き、その一つを訪問しました。

訪ねたのは、オータッキウ村寺子屋教室。

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この国境地帯の村々は
農地と集落が広い森林地帯に点在しており、
こんなふうに、家や、寺子屋教室、集会所などが
ぽつぽつと離れて建っている風景が一般的です。
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2017年01月13日

明けましておめでとうございます

昨年は多くのご支援をいただき本当にありがとうございました。
本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

さて、ころころと方針を変更して若干恥ずかしいのですが、
今後このスタッフ日記は不定期更新にすることにしました。
(と言っても頻度を落とすという意味ではありません)

支援地からの情報を中心に
子ども達の様子をなるべくたくさんお伝えしたいと思います!

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16:47 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月26日

エファでの思い出

これまで何回このブログに投稿してきたか覚えていません。しかし、今回の投稿が最後になります。

今年3月に定年退職し、その後嘱託として勤務してきましたが、12月末日をもって契約期間が終了します。

エファで仕事をする前にもアジア、アフリカで仕事をしてきたので、海外での仕事自体に特別な感慨はありません。新しい体験は、エファの支持母体が全国で公共サービスを提供している人々の労働組合である自治労故に、この9年余り日本全国を訪問したことです。

特に全国から組合員が集まる盛大な定期大会は忘れることができません。2007年の岩手大会から今年の長崎大会まで10回参加しました。

ご支援をいただいている県本部の役員の方々や事業地を訪問された組合員の方々との歓談は、今でも良い思い出になっています。

そして、主催県の物産を集めた売店。毎回、何があるか楽しみにしていました。自分にとってのベストワンは、熊本大会で出会った「いきなり団子」です。

自治労熊本県本部を訪問した際には、すぐそばの県庁の売店に寄って出来立ての「いきなり団子」を買うことにしていました。

数々の思い出と共にエファを去ります。
それでは、皆さま良いお年をお迎えください。

(大島)
09:42 | Comment(2) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月09日

NPO向けサービス展示会

先日、“BUSINESS to NPO World”というイベントに参加してきました。
これはNPO向けのサービスを紹介する展示会で、昨年参加したスタッフから教えてもらい、今年は私が参加してきました。

広報・PRや寄付集めをはじめ、支援者管理、会計等、NPOの事務局業務をサポートする様々なサービスを集めたイベントで、各企業や団体のブースを回ったり、セミナーに参加したりして、NPO向けサービスの「今」を知ることが出来、なかなか興味深い内容でした。

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11:15 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月26日

ラオス・山岳地域への出張

先週〜今週にかけて、ラオス北東部のフアパン県へ出張に行って来ました。

フアパン県は山間部に囲まれた地域で、舗装されていない山道もたくさんあって四輪駆動車で移動しなければなりません。

道中、橋が壊れている川があり、浅瀬を車で渡ろうとしたところ、車のタイヤが岩と岩の間に挟まり、動かなくなってしまいました。

すると間もなく、近くの村の若者たちがどこからともなく20人くらい、車を押すのを手伝いに来てくれました。

言葉が分からない私は横に立ってずっと見ているだけなのですが、村の若者たちがとても賑やかに楽しそうに車を押します。

「助けてあげている」という雰囲気を全く感じさせない陽気な彼らの態度に、普段からこんな感じで互いに助け合いながら生活しているのかな、と感銘させられました。

川の中を皆びしょ濡れになりながら車を押し続け、1時間くらいして漸く車のタイヤを岩から引き上げ、車を川から押し上げることに成功しました。すると一斉に歓声が上がり、手伝いにくれた若者達は足早に去って行きました。

その時既に18時を過ぎ、辺りも暗くなっていたので、山道を移動するのは安全ではないとの判断から、その日の昼間に訪問していたタムラヌア村の人にバイクで迎えに来てもらい、車は川のほとりに停めたままにしてタムラヌア村に戻ることにしました。

夕食はこの村の家でご馳走になることになったのですが、家は木造の高床式住居で、日本の数百年前の家もこんな感じだったのかなと思わせるような造りでした。

家の中では御爺さんと高校生くらいの女の子2人、弟らしき小学生くらいの子1人が、薄暗い電気の中、火を付けた薪の周りに集まって、特に何をするのではなく、ひっそりと温まっています。

家には小さなテレビ以外特に何もなく、こんな環境では放課後家に帰宅しても勉強も出来ず、特に何もすることがないだろうなあ、と思う一方で、特に何かに急かされて生きているのではなく、貧しいながらも寄り添いながら家族一緒に住んでいる姿に、妙に共感させられました。

今日はここで寝るのかなあ、まあ一晩くらいなら経験としていいかな、と思っていると村の人が気を遣ってくれたみたいで、村で唯一のレンガ建ての家に移動し泊まることになりました。

レンガ建ての家に移動すると3GのモデムをPCに差し込み、仕事のメールをチェックしている自分に、「ああ、日本人だな」と実感しました。

(崎)
18:29 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月09日

岡山に行きました

あぁ、気づかないうちに日付はもう11月(汗)。
年末まであと2か月も無いなんて…。

年によっては準備万端で新年を迎えることも(たまには)あるけれど
今年は12月の頭に1週間の出張も予定していて
きっと何やら訳が分からないまま年が明けてしまう予感(あぁ、焦)。


などという嘆きはさておき、まずはお知らせを2件ほど。
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14:26 | Comment(0) | - | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする